月と砂時計

ぼくは海を知らんのに

海岸らしき砂浜に いつしかちょこんと座っとる

砂の海原 波の上 大きなうねりの丘の上

はだかでぼくは座っとる 両膝抱えて座っとる 

おしりのしたで お砂がさわさわ こそばいな


どぉーんとぶつかる破裂音 身体を岩にたたきつけ 

しゅわぁと消えてく炭酸音 お顔を砂になすりつけ


おかぁさんの音かしらん? あの音は?

胎児を包む赤い潮 胎児を揺らす流動体・・


海の月は息細く 水母のマットでご休憩

そんな深夜の不思議のなかで ぼくの心もさらさらと

記憶 感情 ゆぅくり落ちる 砂時計 赤い砂


わずかな気配に振り向けば

浴衣まとった おねぇちゃん 


そっと手をとりたちあがり

やさしいお手手が砂はらい


ゆくりゆぅくり歩きはじめる はだしの足で 

砂のじゅうたん踏みしめながら 手をつなぎ


ねぇ おねぇちゃん いっしょに海の水を触りに行こう

きっとお水は お月さまの涙 同じぬくさで 心地ええ


燐光群に覆い包まれ おねぇちゃん 紅いくちびる甘い息

お目目を細ぉく にっこりと それでも何にも云わはらん

何にも云わんで 踵を返して 遠くに向って 歩いてくん


あぁ きっとお家に帰っていくねんなぁ 波の近くには行かんねなぁ

月の光の麻酔の下で ぼくはのろのろ 追いかけるんの おねぇちゃん





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ペレさんへ

ご訪問ありがとうございます!
ペレさんの絵からインスピレーションを受けた赤い潮、ぬるい月の涙、流動体・・・理屈抜きにヒトが懐かしく感じ、つらい時に帰って行きたくなる環境。そんなイメージと、無意識にそこに行きたがる涼くんの幼さと、それを見るお姉ちゃんの寂しさ、厳しさが降りかけられたらなぁ・・・という、ペレさんのおっしゃる通りの散文になりました。出所がなによしさんとペレさんなので、強い感性と波長で感じていただけるかなぁと期待していました。
その期待が当たって嬉しいです。

また、素敵な絵でいろいろインスピレーションを与えてくれますようお願いいたします!

HIZAKI

No title

スミマセーン!!このタイミングで見事に体調崩してしまったお馬鹿です(T-T)/
散文読みました。何ていえばいいのか、優しさと悲しさと純粋さとあと寂しさが入り混じったような、それをこの詩を読んで感じました。
赤い潮が母体で諒くんが胎児、そして、すごくそこに戻りたいとか
優しく包んでほしいと言ってるような気がして、そこに諒くんにしか出せないピュアな部分があるのかなとか思っちゃったりして。
誰にも分からない心の奥底の部分、そこをどう捉えるかは、人それぞれですが、僕があの絵を描いた時の感情は、『帰りたい・・・』というイメージが非情に強かった。そこに重点を置きました。
最後、お姉ちゃんが結構厳しく見えたのはやっぱり母親の観点からなのかと・・・、あのこれも妄想なので(笑)

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Re: 満月ですね

ねこねーさん、ご訪問ありがとうございます!
占いライター!!なるほど、小気味良い文を描かれているのはそこだったかぁ!!

実は、僕もですねぇ・・・たまに釣りするくらい。
海岸とか、山々とか、湖とか。。全部想像なんですぅ(TωT)

ましてや、月の詳細とか。。。絶対突っ込まないでくださいね^^;

HIZAKI

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満月ですね

涼くんとおんなじで、ねこねーさんも
あまり海には縁がなくて…

どちらかというと、ねーさんは
「山」にむかってしまう傾向があるので、
「海」って、とても観念的。

そのぶん、言葉で表現された海は
自然に気持ちに入ってきます。

そういえば、今日は満月ですねv-353

海については、わかりませんが、
ねこねーさん、占いライター歴が長いので、
月についてはうるさいですよ(笑)




いそさとさん

いつもご訪問とご感想いただきありがとうございます。

最高のほめ言葉いただきました!!! 返す言葉が見つかりません。。。本当にありがとうございます。感謝!

HIZAKI

ハコモリさん

こんにちは!

こちらこそやわらかくて素敵なコメントありがとうございます。

穏やかな海に帰りたい気持が、心のどこかにありますねぇ。

ハコモリさんのコメント(ブログも )読むとフワッと眠くなります。なんだか落ち着くんです。。

HIZAKI

No title

砂浜に座っている涼くんと風と波の音と海の匂いまでもが感じられます。文章なのにまるで涼くんとおねえちゃんの映像を見てるみたい!

No title

こんにちは☆

とても優しく大きく、全体から母性が漂ってきます。
赤い潮も月の光も、あたたかくてどこまでも広がっていて、穏やかで。
人はみんな海からうまれて海へかえっていくのかもなぁ…
その海を、月はそっと照らすんだろうなぁ…

やわらかくて素敵な詩、ありがとうございます☆

いちごはニガテ さん

おはようございます。

僕も寝てなかったので、イチゴさんの作品、明け方に読ませていただいておりました。

盗作なんてとんでもないです。全然違う画像が浮かんできましたよ!

僕の言葉で良かったら、どんどん使ってください。何なら全部使ってください^^  ご訪問とコメント、とっても嬉しいです!!

まず、お身体の調子を大事にしてくださいませ。

HIZAKI

お早うございます^^

体調が悪くて余り眠れなかったので

だらだらと 文章を書いたりしてました

ボクのブログの 月の海 は こちらの記事に刺激されて

浮かんだもので 一言お詫びを入れておきますwww

盗作まがいですから(爆笑

YUKAさん

いつもいつも涼くんを包み込んでくれるメッセージありがとうございます。
僕も涼くんを抱っこして、波が腰までかかるところまで歩いて行ってみたいです。なき虫涼くんは泣くでしょうね^^;

HIZAKI

なによしさん

いつもありがとうございます。

じつはこの散文は、とあるお二方の作品をみて頂いたものです。
モノトーンで叫びの詩を綴った方と、その情景に色をつけた方。本当に感謝しています、良い感性を感じさせていただいたこと。
この散文のタイトルも、少女・・・としたかったのですが、それはやめましたw 伝えきれないことは、なによしさんのサイトのコメにて~

HIZAKI(拝)

No title

HMOさん、いつも応援ありがとうございます^^ そしてHMOさんのご感想をコメントいただきいつも嬉しく、参考にさせていただいています。
ゆぅくり読んでいただければ幸いです!!

犬さんの散歩も億劫ながらいってきましたw

まやHMOさんのブログに癒されにいきます~

HZK

こんばんは♪

優しいおねえちゃんとのやり取りが浮かぶようです^^

>水は お月さまの涙

素敵な表現ですね^^

母なる海を連想しました。
できれば涼くんに、海のお水を触らせてあげたいと思ったYUKAでした^^

No title

こんばんは(*´∀`*)
うおぅ、海と母体をイコールに見てしまう私にとって興味深いお話です!
母が海・・・とも言いますし、海は生あるものの起源というか、生の始まり・・・と思うのです(*´∀`*)
そして、その生の起源に、「見果てぬ母」や母性を重ねてしまい、それが母性(自分・子 を無償で思うもの・何もかもを包容するもの)だと思ってしまう・・・
ここでは母性・母 はおねえちゃんだと感じます。
涼くんにとって、おねえちゃんの存在がいかに大切で尊いものかがうかがえるようです・・・
きゃー、思いっきり自分の妄想に当てはめてしまっている(笑)
素敵な詩に応援全ポチ済みです(*´∀`*)

No title

こんばんは。
最近の詩と比べると明るい雰囲気がありますね!
ゆっくり落ちた記憶が嫌な記憶だといいですね!多分そうだと勝手に思ってますけど。
ただ、何故か少し涼くんとおねぇちゃんのすれちがい?のような物を感じました。単なる妄想の域なのでスルーして頂いて構いませんが。
もう犬の散歩からは帰って来てるんでしょうか?w
応援全ポチしていきます!
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HIZAKI

Author:HIZAKI
ずっと涼くんの中にいたけど、急に外の世界に引張り出されて大混乱中(on 2014.02.01)復活を待っていて下さる皆様に感謝&感謝の毎日です。涼くんは責任もって育てますよって、涼くん大好きさんの方もご安心を♡

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