白いシーツ

ぼくの脆くて柔い 蚕のようなその幼体 子供の無邪気な気紛れで

ミシミシこわされ 病院の白いシーツで ゆたり溶けて消えるころ


ぼくは 細い川で 小さなボートに 座ってた

ボートを ぎゅうぎゅう 漕いでるそのひとは 


遠いお兄ちゃんか 死んだお父ちゃんか 

その誰かは 知りひん 分からへんけど

お背中 やったら大きく 懐かしくて なんも怖くなかったん


ボートは 夜より黒く朧げな お山に向かって ぎゅうぎゅって 進むんね

行手には まん丸 お月さま 川面で舞い踊る モンシロチョウは紙ふぶき

白い羽が 青い光 反射して ちろちろ燃える 燐のよう 


ちいさなからだが 熱くって ボートの縁から お手手をのばし

さんわり てのひら水面にあてて


指の隙間を サラサラ弾ける清流が 真珠になって はじけ散り

真珠の粒は お月さまの光を吸って 碧 紺 銀色 なんかに 輝いて

そのまま夜の隙間に消えていく


いつしか 白い霧の中 月の光が曖昧に 全ての輪郭ぼかしたら

ぼくは 白いシーツの波の中 おねぇちゃんの嗚咽を聴いとった



白いシーツ
 PIC BY EIKO

ランキング参加しております
2個のボタン、ポチクリと応援いただけると励みになります。

にほんブログ村 ポエムブログ 切ない詩へ
にほんブログ村



5か月くらい前の記事をベースに書きました。
涼くんが性同一性障害を馬鹿にされ、相当ひどいいじめによって、殺されかけた時のお話です。

主な加害者は同じ小学校一年生の子供たち。

この日以来、涼くんは笑顔をなくし、お家から一歩も出られなくなりました。

でも、いまは少しづつ明るくなって、お外にも少し出たりできるようになっています。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Suffii さん

いつもありがとうございます!

スタイルは違うかもしれませんが、僕は涼くんの一瞬!Suffii さんは日常の一瞬をいかに表現できるかを模索している、気の合うお友達ですよね♪

お互いに刺激し合って、「  」 を埋めていきましょう☆

HIZAKI

No title

HIZAKIさん、こんばんは。
HIZAKIさんの詩の魅力がわかったような気がしました。
涼くんとずっと一緒で、涼くんは子どものようなもの・・・。
重く、強いことですね。

それぞれのスタイルがあると思いますが、私のような瞬間の人から見ると、HIZAKIさんのように継続した力が持てることは羨ましいです(^^ゞ

応援ポチして帰りますね。

suffii

こんにちは

先日、スタジオに遊びに来てくれたブリ君の撮影風景が
当ブログのリンクにある(一番下)、池さんに紹介して頂きました。
お時間がある時に見て頂けたら幸いです。
応援ポチ完了です
ナメ猫八代目 脇田 敏

HMOさん

お久しぶりです!

HMOさんはこれからもっとおねぇちゃんを感じる時が来ますよ^^

そんなときは、ぜひご報告を!!

HIZAKI

No title

こんばんは。
今日はアヒルさんを綺麗にしてくださってありがとうございました(^∇^)
綺麗になった足でガアーガアーと、二つのバナーを踏み踏みして帰ります。
suffii

No title

涼くん、辛い体験をしていますね…

そして、涼くんとおねえちゃんとの強い関係、というものを何となく、ですが感じた気がします。

応援ポチって行きますね!

安田さん

ご訪問とコメントありがとうございます!!

はい、三途のソレを意識した散文ですが、小さい子には何が見えるのか想像しながら描きました。 もちろんフィクションです^^

HIZAKI

No title

川での描写が、三途のソレに見えて仕方がない…
追記読んでちょっとゾクッとしてしまいました。

canaria さん

こんばんは!!

そうなんです。原点見直しのために結構古い記事に戻って練り直しをしました。
つらい原体験があって、現在の涼くんが存在して、泣いたり笑ったりしていると思うと、また一段と愛着が強くなってきます!

乾いた感じの描写は計算外でした。。。状況に引っ張られちゃったかな?
まぁ・・・腕ということで^^;

これからもたくさん遊びに来てくださいね^^

HIZAKI

こんばんは!!

いつもと何か違う...と思ったら、辛い体験の後の涼くんの心だったのですね。
美しい描写もどこか渇いた感じで、涼くんの心を反映してるよう> <
全てが過ぎ去って行く感じで、涼くんが取り残されてるような・・・

そう思うと、元気になりつつある涼くんの姿が一層愛おしく思えます。
(自分にとって異質なものを排除しようとする)子どもの無邪気さと残酷さは、飾りがない分研ぎすまされた怖さがありますね> <

鍵コメ 2 さま

いつも応援ありがとうございます。

今回の作品を読んだ方々が道徳的なコメントを入れてくださり、ブログを通じて本当に良い方々とつながっている実感を強く持ちました!

涼くんのお話続けていけそうです。よい環境で好きなものをアウトプットできる理想の状態ですので、まだまだ好きな話を絵師さんたちと共同で創っていきますね^^

これからもよろしくお願いします。

HIZAKI

鍵コメ 1 さま

生物は純血を守るために異質なものを排除する行動をします。
人間も動物だから、同じ行為をしてよいのか?難しい問題だと思います。
それは道徳感、宗教観、土地土地での伝統的な概念によって決められるのでしょうか?

子供であっても、他人を尊重して愛をもって接することができる…大人の責任だと思います。
刺激と狂気から、すべての大人、そして子供も解放されることを望みます。

涼くんは、お父さんからもお兄ちゃんからも大事にされていたし、いまもおかぁさんとおねぇちゃんに愛されて育っています。だから、きっと心の傷は癒えることでしょう。

HIZAKI

こまり@さん

いつもご訪問、コメント、応援ありがとございます。

どんなに平均的な周囲の子と変わっていても、それが本質ならばその本質を堂々と伸ばし、異質を排除しようとする者どもから一生懸命に守ってあげないとならないですよね。

いま、涼くんは優しい人に愛されて、どんどん本当の涼くんに成長しているところです^^

一昔前ですが、GID(男子の心を持った女の子)をテーマにした漫画があって、葛藤しながらもその子の意思を尊重する両親、男子として愛して一生添い遂げる女性の物語がありました。タイトルなど分かりましたらお知らせいたしますね。

HIZAKI

ねこねーさん

ねこねーさん、いつもありがとうございます。

涼くんには、お父さんもお兄さんもいたのですよ☆
涼くんは人生経験がちょっぴりしかないので、男性像が限られてしまうのでしょうね。

もしかしたら、どちらでもなくて迎えに来る人かもしれません。
だって、コミュニケーションとってないし・・・

この時点で、涼くんは心身ともにほとんどの機能がマヒしています。
今はだいぶ良くなったのですよ^^

HIZAKI

いそさとさん

いつもご訪問とコメントいただきありがとうございます。
子供は無邪気に残酷なことをします。涼くんは一生心に残る傷を負わされました。
だから、一生懸命泣いて、たくさん笑って、少しづつ傷をいやしてるのですね。
こういう経験があったから、おねぇちゃんも人一倍強くて優しいのかな。

HIZAKI

Suffii さん

いつもご訪問とコメントそして応援ポッチまで!ありがとうございます!
涼くんは僕の想像上の住人ですが、ずーっと一緒にいますので自分の子供と同じです。
子供がいない僕には、愛してやまない存在になっています。

その子が殺されかけて、死の間際に何を観てきたのかを想像して描きました。

散文にも結構クセがでるもので、舟と川は多くの場合、時の象徴で描き込んでいます。
経典でも小説でもそのように使われる場合が多いですね。

川は常に同じ状態を保たず、時とともに一瞬一瞬と変化するものだからでしょうか?

今日は外出しておりました。後ほど、阿比留さんの顔を見に行きます!

HIZAKI

No title

村で愛昼流さんと戯れて帰りますね(^^ゞ

suffii

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

よっくんも可愛いものが好きだし、もしオネエとかになっても
私は胸張って応援してあげたいですねi-179

戻ってこられて良かったです。

それでも不思議な綺麗な世界を見てこれたのでしょうね。

また何かあればみんなも助けてくれますよ。

No title

おねえちゃん以外の人物(お兄ちゃん?お父さん?)が
登場してくるなんて、いつもと感じが違うなぁと思ったのですが…
いじめられた時のお話だったのですねe-258

しかも、最後に泣いているのは、おねえちゃん…

こういうとき、涼くんにとっての「守られたい」対象というのは、
「女の子」としての本能的に、背中の大きな男性像になるのでしょうか?
それともボートの人物は、ただの死神e-286

悲しさにつかれてしまって、泣くのも忘れて
放心している涼くんが、逆につらいですねe-444

No title

小学1年生で・・・。1年生だからこそ?の残酷さ。もう怒りを通り越して悲しすぎるし切なすぎる。

涼くん・・・こんな小さな体で経験しなくてもいいことまで経験して・・・神様、涼くんにこれ以上の試練を与えないで下さい。って思いました。

静かに静かに横たわる涼くんの横でおねぇちゃんの嗚咽が聞こえてくるようです。

No title

HIZAKIさん、おはようございます。

追記を読む前にこれは死の唱だなってわかりました。
私の愛読書の一つに加賀乙彦の「宣告」という本があります。
その中で「死」は船に乗っていくものというくだりを主人公が会話している部分があります。
キリスト教では「カロンの艀」、仏教では「三途の川」などなど。
そういえば、座布団のお話も座布団をお舟にみたてたものでしたね。
ここで、すでに、この詩の予兆があったのかもしれません。
言葉は不思議ですね。
私はブログを初めて、自分が何を見詰めて生きているのかということを再確認した思いです。内側から出てくる言葉、それは自分の代弁者かもしれません。普段は、そんなものどこにも無いかのように澄ました顔で暮らしていますがww

今日も完全なる応援ポチスミです(^^ゞ
愛昼流さんは朝のお散歩で村の空気をたっぷり吸って、気持ち良かったそうですよ(笑)

では)^o^(

suffii

こんばんは

哀しい涼くんの現実を見た想いです。

子供は時として残酷ですよね。
悪気はなかったではすまされないこともある気がします。
そして、やった方は忘れ、やられた方は深く心に傷を残す――
なんだか切なくて哀しいですね。

いじめていい子、排除していい子なんているわけないんです。
自分とは違うということが「個性」なんですから。



ハコモリさん

いつもご訪問と応援コメントありがとうございます☆

子供の持つねちっこい残酷さ、集団催眠のような狂気、実際に被害者になったり、自分では意識せずに加害者になっている子も大勢いるでしょう。この散文で一人でも、怒り、悲しさ、切なさを感じていただければと思います。

HIZAKI

No title

こんばんは☆
子どもたちの、「普通」と違うものを排除する行動は
大人よりも冷たく、残酷な時があると思います。
どうしてみんなと「同じ」でなくてはいけないのか。
いろいろなものがあって当たり前なのに。
それがまだわからず、子ども特有の手加減のなさも加わり
涼くんはおそろしい目にあってしまったのですね。
そして、時には、その子どもの価値観のまま大人になったりする人も
いたりして…、
やるせない気持ちになるし、怒りを覚えます。
どうかこの先涼くんの人生に、そのような人が現れませんように。

涼くんの精神世界の描写がとても美しいですね☆
きらきら光る、暗いブルー系の風景!
プロフィール

HIZAKI

Author:HIZAKI
ずっと涼くんの中にいたけど、急に外の世界に引張り出されて大混乱中(on 2014.02.01)復活を待っていて下さる皆様に感謝&感謝の毎日です。涼くんは責任もって育てますよって、涼くん大好きさんの方もご安心を♡

最新記事
最新トラックバック
ブロとも一覧

Dear Friends

ライライ2

HMOの気ままな日常

ビーチサイドの人魚姫

よっくんうちゅうのたび

つらつら椿

Poem Spice-久遠の詩-

詩、そして、死 ・・・ and living

✿flower✿

優芽の樹
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
Twtter あります