ひなまつりの夢

しゅんしゅん沸くよな やよいの夜は 噎せかえるよう花の闇 

だれもが眠る沈黙の刻

眠りの隙間に潜れんぼくを やんわり呼んどる声がする


涼くん 涼くん おいでなやぁ

おずおず向かう お雛様の飾り部屋


桃の節句のお名残りで 甘く漂う砂糖の香り

静かにとまった 時の川

三弦の琴響き 桃灯篭に 照らし出された 七彩色の艶姿


やんわり語る お姫さま おねぇちゃんと同じ 優しい声

涼くん 楽しいお祭り ありがとなぁ

また時を駆け お次の春も 一緒に過ごそうや

それまでずぅと 可愛い女の子で居てくれなぁ


永遠を見詰めた微笑に 思わず姫を抱きしめて

冷い廊下で泣いたんの 胸に姫抱き泣いたんの


姫さまの 刹那の声を忘れんよう このまま時が動かんよう

漏れる嗚咽を呑みこんで 静かに咽んで泣いとった


ひな祭りの夜
 PIC BY NARUNARU


ランキング参加しております
2個のボタン、ポチクリと応援いただけると励みになります。

にほんブログ村 ポエムブログ 切ない詩へ
にほんブログ村


続きを読む

スポンサーサイト

うちゅうのたび


苔むした廃れ風車を支える やぐらの骨は 

それこそ細く わずかな風でもくずれそで


ぼく 一人座って 西日に伸びる風車の影を 眺めとる


そよぐ風 ゆかたの袖 ほろほろはためき

ぼくこそ 細く小さな骨が 消えいりそう


地平線に碧いとばりが浮上がり 金の女神笑うころ


そろそろ回る風車にあわせて 万物宇宙が周りだす

水銀の海 まき放たれた 数千粒のドロップ抱いて

廻りだす宇宙の舞踏会


ぼくは 果てない闇から闇へ 飛翔する白羽の矢 

一瞬の輝やき 刹那にやどった 異なるからだと 


薄氷の心・・・


それでもいつか 心から 微笑むために

百彩色の 宇宙に浮かぶ 小舟に乗って 

川面の燐光 両手ですくえば からだにまぶし 

ゆぅくりゆぅくり お目目を瞑って 流れる川に

脆い心 あずけよかぁ


永遠_なによし
  PIC BY NANIYOSHI

ランキング参加しております
2個のボタン、ポチクリと応援いただけると励みになります。

にほんブログ村 ポエムブログ 切ない詩へ
にほんブログ村


続きを読む

にんぎょ

静かな午後は 少しけだるい 

早春の花曇り

おねぇちゃん 壁に背もたれ 

お読みもの


ぼくとふうちゃん なにして遊ぼ 船ごっこ

この座布団は大客船 船長はふうちゃんです


船長 船長 たいへんや 大きなクジラぶつかった

船長 船長 おおごとや こおりの岩にあたったわ


ぶくぶく沈む 大客船 ふぅちゃん船長 おぼれるで

あぁ ずるい船長 先逃げたぁ その島は 誓約の地


ぼくは くるくる渦巻かれ たどり着いた 人魚の砦

やさしい人魚に見つけられ 人魚の胸で 息吹き返す


 あはははは かわらしい お座敷わらし 流れてきたわぁ

 一緒の船の 船長さんは どこの辺まで 流されたんなぁ


ふぅちゃんは きっと今ごろ 日向ぼっこ 島の上の教会で


抱っこ_NARU


ランキング参加しております
2個のボタン、ポチクリと応援いただけると励みになります。

にほんブログ村 ポエムブログ 切ない詩へ
にほんブログ村



続きを読む

白いシーツ

ぼくの脆くて柔い 蚕のようなその幼体 子供の無邪気な気紛れで

ミシミシこわされ 病院の白いシーツで ゆたり溶けて消えるころ


ぼくは 細い川で 小さなボートに 座ってた

ボートを ぎゅうぎゅう 漕いでるそのひとは 


遠いお兄ちゃんか 死んだお父ちゃんか 

その誰かは 知りひん 分からへんけど

お背中 やったら大きく 懐かしくて なんも怖くなかったん


ボートは 夜より黒く朧げな お山に向かって ぎゅうぎゅって 進むんね

行手には まん丸 お月さま 川面で舞い踊る モンシロチョウは紙ふぶき

白い羽が 青い光 反射して ちろちろ燃える 燐のよう 


ちいさなからだが 熱くって ボートの縁から お手手をのばし

さんわり てのひら水面にあてて


指の隙間を サラサラ弾ける清流が 真珠になって はじけ散り

真珠の粒は お月さまの光を吸って 碧 紺 銀色 なんかに 輝いて

そのまま夜の隙間に消えていく


いつしか 白い霧の中 月の光が曖昧に 全ての輪郭ぼかしたら

ぼくは 白いシーツの波の中 おねぇちゃんの嗚咽を聴いとった



白いシーツ
 PIC BY EIKO

ランキング参加しております
2個のボタン、ポチクリと応援いただけると励みになります。

にほんブログ村 ポエムブログ 切ない詩へ
にほんブログ村



続きを読む

はじめてのはる

四畳半で ふぅちゃん だっこ

いつもの ふうちゃん 青いリボン


翡翠の目 ふぅちゃん にらめっこ

魔法の子 ふうちゃん ねっ 大草原


ぼくらを 囲む草いきれ 香草の吐息

クマザサ タイムとセージ ラベンダー


早春の風 ちびたつまき 蛇のように

ゆっくり 春をかき回し 砂巻上げて


鼻をくすぐる 雲母の流れ 鉱石の気流

両手の掌掌で 抱いてる猫 奇跡の綿飴


そろそろ チューリップだね なぁ ふぅちゃん

ねぇねぇ チューリップって ねぇ にゃあにぃ ?


     (①ω①) ぼくしらにゃいよ 。。。 おねぇちゃん  


春のにおい
 PIC BY NANIYOSHI


ランキング参加しております
2個のボタン、ポチクリと応援いただけると励みになります。

にほんブログ村 ポエムブログ 切ない詩へ
にほんブログ村



プロフィール

HIZAKI

Author:HIZAKI
ずっと涼くんの中にいたけど、急に外の世界に引張り出されて大混乱中(on 2014.02.01)復活を待っていて下さる皆様に感謝&感謝の毎日です。涼くんは責任もって育てますよって、涼くん大好きさんの方もご安心を♡

最新記事
最新トラックバック
ブロとも一覧

Dear Friends

ライライ2

HMOの気ままな日常

ビーチサイドの人魚姫

よっくんうちゅうのたび

つらつら椿

Poem Spice-久遠の詩-

詩、そして、死 ・・・ and living

✿flower✿

優芽の樹
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
Twtter あります