おひっこしのひ

おにいちゃんが いなくなってから おうちは すぐ おひっこしを した

おひっこしのひ おにもつは ぜんぶ はこにいれてたので

おひるのまえには とらっくに おにもつが のっかって おとうさんも のって

おうちを でていった

からっぽのおうち はなれていく とらっくと おとうさん 

ぼくは ぎゅんと ひとりぼっちに なったようなきがして 

とらっくを おっかけたんのよ

でもな おおどおりの ゆうびんきょく の まえで 泣いてしまって いきできひんくて

しんどくて へたってたら おねえちゃんが はしって おっかけてきて

座り込んで 泣いている ぼくを せなかから ぎゅって つつんでくれはったの

いいにおいのする はんかちーふで ぼくの なみだと はなみずを ふきふきして

ぼくの おなかがひくひくするのが とまるまで 

ぎゅっと ぼくをつつんで ずっと かおを ふいててくれはった

おねえちゃんの かみのけが ぼくの みみを くすぐって

こちょばゆかったけど ぼくは ずっと なきやめへんかった  
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おひこっしのまえのひ

おひっこしの まえの まよなか

ぼくは ちっこ しに とことこ ろうかを あるいてた

おねえちゃんを おこしても おきひんから おばけのでる じかんやのに

こわいけど ひとりで ちっこしにいったんねんで


おだいどころが あかるくて

なんや おもて ひょいと のぞいたら

おとうさんと おかあさんが ごはんの テーブルで ビールのんではったわ

おとうさんは だまって 

おかあさんは なきながら

ビールのんではった


ぼくは こっそり ちっこして 

おねえちゃんの おふとんに もぐりこんで 

ねている おねえちゃんの おててを ぼくの ほぺにのせて じっとしてた

なんだかしらんけど なきむしのの ぼく きょうは なかんかった  

じてんしゃ

ちょっと むかしのはなしやねん けどな

ほじょりん なしで こどもじてんしゃ のれるようなったんで

おにいちゃんが こどものとき のってたじてんしゃ もらったん

すこしおおきいけど がんばれば こげるさいずやったんなん

いってきます

たくさんころんだ ひじ ひざ おかお たくさんちぃでて ぼくは じてんしゃおりた

とぼとぼ あるいて じてんしゃ おしてとぼとぼあるいた

あしも いたくて よお おもてた あるきかたできん

なきながら おうちまで おして とぼとぼ おしてたら

わるいぼくが でてきて そんなんすっててしまえ あんたにはいらんもんや

そうやね のれへんし けがするし

かわの らんかんんの こわれたとこから じてんしゃ かわに おとしたったん

おとした しゅんかん じぶんで こわくなって はしの まんなかに へたって おお泣きしとった



にいちゃんと ねえちゃん 様子を見に ずっと うしろからついてきはってた

おねえちゃん こわいかおで ぼくをたたせて びんた しはった

ばっつん おおきなおとして ぼくの なみだとはなみずが とびちらかって

ばっつん ばっつん ばっつん それは いつまでもおおわらん ばつやった

ぼくは もっと おお泣きして なにすんねん なにすんねん ごめんなさい しか いわれへんかった


そのうち おおきな にちゃんんが ぼくのわきのした 手を差し込んで もちあげて


もうええやんか くるっと ぼくをせなかに まわして おんぶして てじなのようや

ぼくは おにいちゃんんの えりにとおくびのすきに おはなつっこんで 呆けたかおで はこばれおった

おねえちゃんはだまったまま すこし まえをあるいていった

しろくて ながい すかーと あれ すてきやなぁ と ぼへーと おもっていたやろな









さいごのそうじ

えぐえぐ なきやんで もういっかい おうちにかえって

からっぽのおうちの おそうじや

おねえちゃんと おかあさんは ちからいっぱいい ふきそうじしてはる

ぼくは ぞうきんもって おにいちゃんのへや うろちょろしてるだけや


たたみの 4すみに しかくい へこみがあった

おにいちゃんの おつくえと おいすが あったとこやね

ゆっくり うしろのかべ みつめてみたけど おおきい おおきい がくらん

そして ぼうし やっぱり どこにもなかった

おむらいす

しゅっぱつが 3じ くらいに なっちゃった

もう なつやすみもおわるのに ほこりっぽい なつのかぜで あせが とまらない

おなかすいたなぁって おかあさん ぼくらを にっこりみまわした

えきしゃのよこの きっさてん

さささととはいって ささっととメニュきめて ぼくは はじめて おむらいすをたべた

あかいごはんに たまごやき のっかって おいしいね おにいちゃんんも これ すきやろね

おねえちゃんは だまって すぱげてぃ あかいの たべてはった

きしゃがくるまで まだまだ あるなぁ と おかあさん

ちょっと うれしそうに 

ぼくたち かきごおり か あいすか すきなほう おたべな


ほんま ええのぉ そんなぁ たべて ええのぇ

おねぇちゃんも うれしそう このぼく おないかいたくして また泣くでぇ


きゅうに くうきのきりさくような みせのおばさんのこえ

「おきゃくさん、たべたらおかえりぃな はよおかえりぃな」「あんたらおると、ほかのきゃくさん、はいりずらいねんよ」「な、わかってちょうだいな」


ぼくたちは、熱風と砂ぼこりがふきさっらす ほーむから

すこしづつ すこしづつ 紅くなっていく 野っぱらと 低い山々を 

なにするわけでなく ながめていた なんも しゃべられへんかった

まだ熱を帯びる夏風を うれしそうに うけとめ はしゃぐ ブタクサの 大きな原っぱ

これでもかと とばかり いのちの えきすを ぶちまけ 昼の明るさを うばっていく うつせみのこえ


おねえちゃんと おかあちゃんに りょうてを にぎられて ぼくは ばくぜんと おまつりの 

たくさんならんだ ぼんやりきれいな おはなの いろの ちょうちん を おもいだしていた

プロフィール

HIZAKI

Author:HIZAKI
ずっと涼くんの中にいたけど、急に外の世界に引張り出されて大混乱中(on 2014.02.01)復活を待っていて下さる皆様に感謝&感謝の毎日です。涼くんは責任もって育てますよって、涼くん大好きさんの方もご安心を♡

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