にじのかけら

薔薇の花びらと おなじ素材の虹の破片

古い古い時代の 神さまと人の契約の橋


今年最後の橋やから 大事にゆぅくり消えていく

虹の職人さんたちが かんなでゆぅくり削っとる


削られた虹の薄板 お花のようにふんわりと

ふわり雪のように 積もっては消え空に帰る


薄紫の霧透かして 光で描いた水彩七色橋は

両手を広げながら 金色の稜線に融けていく


虹の破片
PIC BY なによし



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夏とネコ

ぼくの声は波で砕かれて 小さなケシ粒みたいや

ねぇ ふうちゃん


水は怖かぁないんよ でもなぁ大きな音は嫌いなん

ぼく ビックリすんのよ 

ねぇ ふうちゃん


おねえちゃん きっと待ってる 海の家

雲の色のワンピース 可愛いなぁ おねえちゃん

ふうちゃん いつか 着れるかな ぼくもさぁ


ねぇ ふうちゃん ねぇ ふぅちゃん 


りょうくん_1
PIC By EIKO


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さかみち

さかみち
PIC BY なによし


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すきまのこえ

細ぉい細ぉい 細道は 昔も今も 天神さまの 細道じゃ

石の隙間で熟れている 蒸し蒸し じとり流る ぬるい風 


鳥居から ぼくの身体をなめる 苔の匂いと お線香の薫り

太陽も月も居らんし 雲もない 明るくもないし暗くもない


ここには生きとる者は居らんけど 生きた腕に抱かれとる

見わたすかぎり屍一つ見当たらん それでも漂う血の匂い


おねえちゃん 傍に居らんが 空気の流れに まぎれとる

ふうちゃんも 傍に居らんが 薄い光の粒に まざっとる


何処にも誰も居らんのに 遠くで啜る女の人の涙声

その声は 泣き声なのか それとも藪草のかすれ唄


涙がどんどん溢れ出て そぉっとそっと呼んでみる おかあさん

草の匂いが心に沁みて 小さく泣き泣き呼んでみる おかあさん 

  おかあさん ・・・ 

ぼくは泣きながら目を覚ましたん


天神様


PIC BY なによし

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裸足の15歳

初夏の微風 母乳の匂いに手招きされて

おずおず踏み込む 河原の泥濘


隙間に寝ておるチビがおる 泥と緑の隙間んに

もう6歳いや7歳くらいやろか でも赤ちゃんちがう

そんでも 乳の匂いにまみれて おチビがトゥトゥお昼寝しとる


頑なに結んでいたぼくの口 知らず緩み微笑んで


初めて 抗えない 愛らしいもん見ぃつけた


あっははぁ この子ぉ薄目を開けおる

薄ぅい薄い瞳の奥に 樒(しきみ)の若芽が育ぉてる


肋骨数本ニギラレテ チビの吐息に足すくむ

細い胸骨締められて チビの笑顔で裸足になった


少しづつ 膨らんで 泣きそうに痛い ボ・ク・ノ ちぃっちゃな乳房

見えない指に触られて 恥ずかしく 隠したく ぎゅーっと結んでいた両の腕


あぁ やっと開いた制服のボタン ぼくの声 ぼくの

ねぇ チビちゃんは 「涼」くん ちがぁらへん?


うん そぉよお めんどくさげに寝返り打った 翠の児


ひざ震え やっと思えた やっと来た

生きててよかった ねぇ 涼くん 

「涼」くん 自分 真ん中の稚児


15歳



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プロフィール

HIZAKI

Author:HIZAKI
ずっと涼くんの中にいたけど、急に外の世界に引張り出されて大混乱中(on 2014.02.01)復活を待っていて下さる皆様に感謝&感謝の毎日です。涼くんは責任もって育てますよって、涼くん大好きさんの方もご安心を♡

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